1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
・活動内容:西洋美術を中心に美術の歴史を学び、楽しむための講座
・活動場所:府中市民活動センター プラッツ
・活動日時:偶数月第1月曜日午前9:50~11:50(6回/年)
・2025年平均参加人数:約30人
・講座内容
(1)テキスト(2025年度は高階秀爾著「名画を見る眼」)を使用し、ルネサンスから19世紀までの名画について時代背景、歴史、作者の意図などを学び、理解を深めることができた。
(2)その時々に開催された美術展の個々の作品の特徴と全体的な歴史的背景を学習することで作品の理解を深めることができた。
・2025年6月:西洋絵画、どこから見るか?
ルネッサンスから印象派まで
・2025年10月:オルセー美術館所蔵の印象派作品
「室内をめぐる物語」 他
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
定年退職後多くの人が学び直しの場を求めている。 学生時代に興味を持ち、取り組んでいた事を退職後に自由な時間を使って 再び積極的に学びを再開していることが多い。 絵画芸術についても、上野の美術館の前には常に長蛇の列が見られ、関心の高さを知る事ができる。しかし、来場者が充分に作品を理解し、楽しめているかは疑問である。残念ながら、日本では美術の楽しみ方についての教育が充分だったとは言えない。絵画を見て直感的に感じるだけではなくて、内容を理解することで楽しみ方も一層深まる。 美術の歴史を学ぶという事で作品制作時の政治的、経済的、社会的、文化的背景を理解し、各時代、地域の宗教、風習、価値観の違いを知ることができる。従来とは異なる作品理解につながり、楽しさも増す。当会は 学習意欲を持った方々にこうした機会を提供し続け、毎年のように会員も増加している。多くの人と共に学習できるのは喜ばしいことである 。
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
①活動内容西洋絵画を中心に美術の歴史を理解、楽しむための講座を開催。
②活動場所:府中市市民活動センター プラッツ
③活動日時:偶数月の第1金曜日午前10時~(6回/年)
④2024年度平均参加者数:29名
<活動実績>
2024年4月:西洋絵画では抽象的な概念を人物で表現することがよくある(例えば、「真実」を裸体の若い女性で描くように)。寓意画(アレゴリー)と呼ばれるこうした作品とロマネスク絵画の解説。
2024年6月:油彩画の創始者として知られるフランドルの画家ヤンファンアイクの「アルノルフィニ夫妻の肖像」を例に中世からルネッサンス期の役割について彼が果たした功績を学ぶ。
2024年8月:ルネッサンスの巨匠ダヴィンチ「聖アンナと聖母子」に描かれた古代ギリシャ文化のテーマと影響について学ぶ。ベラスケス(「宮廷の侍女たち」)はバロックの画家だが、その筆使いは印象派の筆触分割に先立つものだった。
2024年10月:北方ルネッサンス最大の画家アルブレヒトデューラーは南ドイツの人だがその画法はイタリアの画家たちに大きな影響を与えた。また、彼自身もイタリアの洗練された技法を自らの画業に生かした。
2024年12月:モネ「睡蓮のとき」展解説。モネが生涯、描き続けた「睡蓮」の晩年の作品を西洋美術館で鑑賞できる。若いころの作品との違いについて技法、考え方の変化を学ぶ。
2025年2月:17世紀オランダ絵画の黄金時代を代表するレンブラントの「フローラ」は神話上の人物だが当時のオランダ絵画の担い手は教会や貴族ではなく富裕な市民層だった。同じテーマでも地域、文化、時代により大きく異なり、女神というより一般市民として描かれている実例。
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
定年退職後、多くの人が「学びなおしの場」を求めている。学生時代に興味を持ち、取組んでいた事も社会人になり、中断せざるを得なかったが、退職後の自由な時間を使って再び、積極的に学びを再開している方々が多い。絵画芸術についていえば、東京には多くの美術館があり、恵まれた環境にあり、上野の美術館の前には常に長蛇の列が見られる。しかし、鑑賞者が充分に作品を理解し、楽しめているかは疑問である。日本では絵画を始めとする美術の楽しみ方についての教育が充分にされてきたとは言えない。絵画を見て直感的に感じるだけでなく、内容を理解することで楽しみ方も一層深まる。美術の歴史を学ぶことでそれぞれの作品の政治的、経済的、社会的背景を知り、各時代、地域の宗教、風習、価値観の違いを知る事で作品の理解も深まる。当会は学習意欲を持った方々にこうした機会を提供し続け、毎年のように会員も増加している。多くの人と共に学習できるのは喜ばしい事です。
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
今年度は予定通り、6回の講座を実施した。多摩交流センターの講座終了生6名の新規入会者を迎えた。
・各回平均受講者数:30名
・活動場所:プラッツ会議室。
・講座内容:下記の通り。
2023/4月:西洋社会における様々な愛の概念が絵画芸術にどのように抽出されてきたのか、350年にわたるロココ、新古典主義の名画を通じて学ぶ。
6月:「ルーブル美術館展」出展作品、「創立70周年記念、重要文化財の秘密」(東京国立近代美術館)展、「Google Arts & Culture」:インターネットを利用した世界の美術品検索。
8月:フランス美術の変貌とフォービズムの登場: フランス絵画は西洋絵画をリードする地位にあると言われてきたが、時代の革命児集団であった印象派ですらもはや古典ともいうべき存在になっていた。
10月:「永遠の都、ローマ展」: 世界最古の美術館の一つと言われて、日本の博物館施策に大きな影響を与えたカピトリーノ美術館の70点の彫刻、絵画、版画。
12月:「もう一つの19世紀、ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち」:新古典主義、ラファエル前派は印象派、キュビズムなどの台頭により一時、等閑にされたが20世紀に入り、再評価された。
2024/2月:絵画に表れた龍(辰年に因んで):宗教画、神話画、寓意画の中の「龍」の扱いは東洋、西洋で大きく異なる。中国では権威の象徴西洋では神に敵対する悪魔、サタンの化身。
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
世界のグローバル化に伴い、「美術史」を学ぶことで他国の文化や物の見方、考え方を知る事が経済面でも非常に重要となっている。 しかし、学校教育では この事に 注目せず「美術史」は一部の学生にしか関心が持たれてこなかった。美術史を学ぶことは各国の時代に 応じた政治、教育、哲学、風習、価値観を学ぶことであり、現代に生きる人々の生き方、考え方を知る上で欠かすことができない。学校生活、社会人生活を通じて美術史の重要性に気づくことのなかった人々が、定年退職してようやく 美術史学習が、西洋世界を理解するのに欠かせないものであり、学ぶことが非常に楽しいものだと気がつきはじめた。遅まきながら政府や自治体も「学び返し」、「リスキリング」などと叫びはじめたが、当会は地道に学習意欲を持った人々に学習機会を提供し続けている。今年度は多摩交流センター の 講座修了生6名を新規会員に迎え、ともに学習できるのはとても喜ばしいことです。
健康な生活を維持するには身体面、精神面の双方で健康であることが欠かせない。最近の高齢者はリタイヤ後でも知的欲求が強く、学びなおしの意欲が高い。当会の講座で美術の歴史を学びなおし、鑑賞のノウハウを取得することで芸術鑑賞の多面的な楽しみ方を学び、人生をより豊かにすることが出来る。