東日本大震災の津波によって甚大な被害を受けた大槌町。その「海の町」では現在、山の仕事である「ジビエ」に注目が集まっています。近年、日本各地でシカやイノシシ、クマなどの野生鳥獣による農林業被害や人的被害が多発しており、「害獣駆除」はじめ様々な対策が進められています。一方で野生動物には何の悪気もなく、あくまで人間側の都合で「害獣」と位置づけられて駆除され、その9割もが埋葬又は焼却処分されています。そうした命に向き合い、敬意を示し、フル活用して価値を生み出すために、美味しいジビエ肉やオシャレな角革の製品化、命を学ぶジビエツーリズムや次世代ハンターの育成などに地域協働で取り組んでいる、「大槌ジビエソーシャルプロジェクト」をご紹介します。
講座後の意見や質問の時間では、参加者の方々から次々と手が挙がり、林先生に質問をぶつけ、先生が丁寧に答えられる姿が印象的でした。みなさま、ありがとうございました!
更新日: 2022/08/04 (木) 22:35