幕末の英傑・橋本左内著『啓発録』、吉田松陰著『留魂録』、佐久間象山著『省諐録』の幕末三部作を英完訳して製本化、欧米の大学や研究機関に寄贈。その途上、米国クリントン大統領から感謝状拝領や米英仏から招待講演の要請を受け、赴いた。西洋では死語となっている騎士道に対し、「日本の武士道/大和魂とは高い意味の宗教ではないか?」との憧憬を込めた多くの外国人識者の日本観がある。幕末期にあった自己犠牲を厭わない日本人の志操の高さ、ノーブレス・オブリージュについて考察する。このことで国際社会の中でふらふらと浮遊し、考える基軸を見失ったような現在の日本人の次元、そこから蘇生するために必要な精神武装について考え、本来の日本人の高い民度を取り戻す一助としたい。
更新日: 2024/03/31 (日) 16:42