第11回講座　「テレビ番組を通して『いま』の時代を考える」

新型コロナ禍の巣ごもり生活で改めて見直されるテレビの存在――テレビは時代との密接な関係で成り立っています。ニュース報道は日々の出来事を伝えるジャーナリズムであり、ドキュメンタリーは社会の諸課題に迫る記録であり、ドラマもまたその時代との深い関係の中で世相を映し出しています。例えばドラマ「半沢直樹」。昨秋7年ぶりの続編にも関わらず、最終回が平均視聴率32.7％という驚異的な数字を記録しました。なぜこれほどまでに人気を集めたのか？　本日はテレビ番組を素材に「いま」という時代を考えてみたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　

2月28日(日) 13:30-15:30
　講師に、新聞記者や広報部長、テレビ朝日常務取締役を歴任された両角晃一氏（東北福祉大学客員教授）をお招きし、テレビ番組を素材に「いま」という時代を考える内容で講座を開催しました。
　『半沢直樹』『ハケンの品格』『テラスハウス』『愛の不時着』『鬼滅の刃』など…具体的な番組から見えるヒットの理由や誤算、番組内容の面白さ追求とモラルの問題、需要の伸びる動画配信サービスと今後のテレビのあり方…参加者の皆さんへの質問コーナーなどもあり、また両角氏が実際に関わってきたテレビ配信までの裏話なども聞くことができ、あっという間の２時間でした。

更新日: 2021/03/01 (月) 20:36