介護の現場で認知症予防、改善に効果があるとされる「回想法」の手法を用いて、健康な高齢者の自己肯定感、幸福感の向上を図り、これらの方々の「やる気」を上げることを願っています。
「思い出トークカフェROKUMARU」では、主に1960年代に、子ども、青春時代を過ごした方々を対象に当時の電化製品、家庭用品などをテーマに皆さんの思い出を語りあっていただきます。
コロナ禍の急激な環境変化、IT化の波に自信を失い、精神的フレイルともいうべき状況にある高齢者の方々が、子どものころ、若いころの記憶を思い出し、これまで培ってこられた経験を生かして地域などで何らかのアクションをおこす「きっかけ作り」とアクティブシニアの増加を目指します。
2024年度登録団体
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
・10/9 回想法基礎講座の開催(プラッツ第3会議室)
回想法とは何かを知っていただくため、一般 市民を対象に開催
参加者(オンラインを含めて15名)
・思い出トークカフェrokumaru(プラッツにて5回開催)参加者 延べ10名
・思い出トークカフェinまつまる(八王子市松が谷にて4回開催)参加者 延べ10名
・思い出トークカフェinはちはく(八王子市はちはくにて2回開催)参加者 延べ9名
・思い出トークカフェinいきいきプラザで2回開催
参加者 延べ10名
(3月16日現在)
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
まだまだ一般の参加者は少ないが、支援機関(いきいきプラザや八王子市の包括支援センター、社協)の担当者などが見学、参加され、回想法を体験していただいた。これにより、一般の方々への声掛けの効果も上がると考えている。(基礎講座に参加されたいきいきプラザの担当者は、横浜で開催されたリーダー養成講座も受講し、現在いきいきプラザのトークカフェの運営のお手伝いもいただいている)
あとは、回想法の効果も単発では限られてしまうことから、一般の参加者のリピート参加率をどう高めるか、その後の社会参加につなげていくか、トークカフェの構成も含めて見直し検討している。
参加者のリピート率を上げ、各トークカフェでの仲間づくり、社会参加に結び付けること