平安時代から江戸時代に至るまで、健康長寿の祈願を込めた「雉酒」は、身分階級を問わず、広く人々の間で愛飲されてきました。しかし、明治期に入るとその存在は忘れられ、幸田露伴ら一部の文人の記述に僅かに残る程度で、文字通り「幻の酒」と化してしまったのです。本講師は、その幻の祝い酒、「雉酒」を現代に蘇らせるべく愛媛県鬼北町の雉養殖事業に深く関わり、遂にその再生に成功しました。本講座では、千年余も伝承されてきた美酒「雉酒」の歴史や醸造法、その具体的な味覚などを、同酒の再生にまつわる各種エピソードをも交えながら紹介させていただきます。
登録:2022/08/31 最終更新:2022/08/312022/09/01 (木) 00:00 〜 2022/09/17 (土) 11:00
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