【講座概要】
近代以降、科学は隆盛を誇ってきました。科学は、従来の学問に比べ、実用的に役立ち、かつ、信頼性の高いものだと見做されています。みなさんは、科学と聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか? 科学は、理系的なものであり、最新のものであり、そして、特殊な専門分野であるという認識を持たれているかも知れません。しかし、演者は、科学、特に科学的なモノの見方は、特別なものではなく、むしろ、万人にとって普遍的に重要なものであると思っています。例えば、科学的なモノの見方は、政治学を語るとき、芸術を語るとき、哲学を語るとき、それらの全てにおいて、むしろ必須なものであると考えます。今回の講座では、一般的には、科学とは正反対のものとも思われる宗教を敢えて取り上げ、科学者である演者が宗教を考えたときに、どのように解釈するのかを示したいと思います。そのことを通じて、科学の意味を今一度考えてみたいと思います。
【講師プロフィール】
高木 慎介(たかぎ しんすけ)
東京都立大学・教授、大阪公立大学・客員教授、光化学協会(常任理事、事務局長)、アジアオセアニア光化学協会(理事)、日本粘土学会(理事)
府中市に生まれ、約30年間、府中で育つ。大学生時代に光化学に興味を持ち、人工光合成に関わる研究に従事する。一方、粘土鉱物に触れることで、生命の起源に興味を持つ。東日本大震災の際には、文科省のもとで放射性物質除去プロジェクトに関わる。一方、食や文化人類学に強い関心を持ち、それらを通じて自然科学の意義を再認識する。
2022/10/28 (金) 19:00 〜 21:00
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終了しました
市民活動センター プラッツ
プラッツ6階 第3会議室
東京都 府中市 宮町1丁目100番地5 ル・シーニュ5F,6F
2022/10/27 (木)
終了しました一般 1,000円 高校生 500円