野球で失策をするとエラーをしたといいますが、ミスをしたという方が適切ではないかと思います。測量は、多数のデータを処理して、ミステイク(錯誤)を排除し、エラー(誤差)を極力少なくして最確値を求める技術です。もしミスをすれば再測します。辻褄の合うようにデータを書き換えることなんて、考えられません。
地図は、現実の世界のうちの特定のものだけを、様々な誤差を含みつつ記号化して表示しています。測量や地図作成で求められるものは正解ではなく最適解です。
受講者の皆様に、地図の裏側を少々知っていただき、今まで以上に地図を楽しんでいただければ幸いです。