おとの木は「気兼ねなく音楽を楽しめる場が欲しい」という当事者からの声を受けて音楽会開催の企画・運営を行っている任意団体です。
メンバーは長年府中市で子育て支援に携わっている有志。保育士・幼稚園教諭・栄養士・理学療法士・社会福祉士・児童発達支援施設職員・放課後等デイサービス職員など各分野の専門家がそれぞれの知識と経験を活かし「誰でも気軽に不安なく参加できる音楽会」を目指して日々活動しています。
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
音楽会の開催(「おとの木ミニおんがくかい」)
開催日時:令和7年6月1日(日)10時~11時30分
開催場所:府中市市民活動センタープラッツ第5会議室
出演:市民団体「ハンドメイドテラス」
一般社団法人フェアリーエンターテイメント代表・吉川莉奈氏
参加者数:6組(大人12名、子ども11名)
開催内容:
前半)「ハンドメイドテラス」によるハンドベルや手袋人形を使った演奏と手遊び歌
後半)吉川莉奈氏による親子ダンス体験
音楽会の開催(「おとの木おんがくかい」)
開催日時:令和7年12月13日(土)10時15分~11時15分
開催場所:ルミエール府中コンベンションホールA/B
出演:市民団体「コミュニティスペースひばり」
参加者数:15組54名(大人24名、子ども30名)
当日ボランティア数:12名
開催内容:
プロ演奏家による本格的な音楽鑑賞会とし、前半は主に鑑賞中心、後半は参加型の楽曲や手遊びを取り入れ、親子が一体となって音楽を体験できる構成とした。
演目は12月開催ということでクリスマスソングを中心に子ども向けの童謡など親しみのある曲を選曲した。
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
本事業により、障害や特性の有無に関わらず、親子が安心して芸術体験に参加できる場を、府中市内において実際に創出することができた。
年間を通して実施した音楽会には、延べ21組77名(大人36名、子ども41名)が参加した。子どもたちは、座って鑑賞するだけでなく、会場内を動き回ったり、声を出したり、身体を揺らしたりしながら、それぞれのペースで音楽に触れる様子が見られた。こうした過ごし方が受け入れられる環境を事前に明示したことで、保護者が周囲を過度に気にすることなく参加できた点は、本事業の大きな成果である。
参加者アンケートでは、両公演ともに高い満足度が示され、「安心して参加できた」「これまで生演奏への参加を諦めていたが、今回初めて親子で参加できた」といった声が多く寄せられた。
12月に実施した音楽会では、12名のボランティアが運営に関わり、会場内での見守り、来場者対応、子どもへの声かけなどを行った。その結果、参加者が困った際にすぐ相談できる体制が整い、安全で落ち着いた運営につながった。スタッフ・ボランティアアンケートでは、ほぼ全員が「今後も関わりたい」と回答しており、合理的配慮や共生の考え方を、運営側自身が実践を通して学ぶ機会となったことも重要な成果
である。
さらに、企画・運営を通じて、フラットな会場配置や参加型プログラムの有効性、ボランティア配置人数の目安など、次回以降の開催に活かせる具体的な知見が蓄積さ
れた。これらの経験は、市民団体が合理的配慮を前提とした音楽会を開催する際の実践的な事例として、今後の継続的な実施や他団体への共有・展開にもつながる成果である。
また継続開催していることやメンバーそれぞれが活動について随時発信していたことにより、団体や事業内容に対する共感や信頼を得られることができ、継続して協賛や寄付をしてくれる個人・団体・企業が増えてきた。事業継続において資金面はもちろん事業開催における様々な地域との繋がりを構築していくうえで大きなサポートになっていることも大きな成果である。
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
「おとの木おんがくかい」
2024年11月3日(月祝)午前10時~11時
中央文化センターひばりホール
対象:心身に障がい・特性のある小学生以下のお子様とご家族
参加費:1組1,000円
来場者数:延べ78人
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
今回の音楽会を通して、機会が少なく地域課題と感じている“安心して気兼ねなく参加できる地域の社会活動”や“障がいや特性の有無に関わらず、幼少期に芸術に触れる経験の場”の第一歩を踏み出せたのではないかと感じております。
参加してくださったみなさまには、気兼ねなく安心してお過ごしていただくことができ、また、音楽会そのものを楽しんでくださった様子がうかがえました。
~以下アンケートより抜粋~
“安心して鑑賞することができた”、“子どもの特性からイベントに参加することが難しく、出かけることすら躊躇してしまうが、この音楽会は気兼ねなく参加できることが魅力”、“初めての場所が苦手だったり、人が多いところを嫌がる子どもなので、会場で大声を出したり騒いだりと大変だったが、誰も嫌がらずに見守ってくれたり、スタッフの方が声をかけてくれたりとあたたかい空間でありがたかった”等
今回の開催を経て、また新たに環境面での配慮や個々の特性への配慮の幅広さを学び、おとの木としての経験値も上げることができました。
今後の活動として、たくさんのご家庭にご参加いただけるようにしたいと思う反面、人数の多さや会場の大きさ等がご不安に感じられる要素になり得るため、バランスを見ながら会場の大きさや実施回数などを工夫していく必要があると考えております。
また、今回はスタッフの子どもも参加し、一緒に同じものを楽しむ時間を共有することができました。回数を重ねることにより、顔なじみになっていったり、同じ人に会える安心感や喜びにつながり、お互いに相互理解していく機会のきっかけになることも期待しております。
・おとの木は障害特性をお持ちのお子さんとご家族を優先した、気楽に楽しめる音楽会や演劇会を開催することを目的に、歩いても騒いでも大丈夫というみんなが楽しめる会を開きたいと発足しました。
2023年12月17日 寿町3丁目公会堂にてクリスマスミニコンサートを開催。
成果(以下 アンケート結果)
・障害のある子にとってこのような機会は大変貴重でした。次の開催も楽しみにしています。
・親子で楽しめたイベントは初めてでした。最高なコンサート夢のような時間でした。
・参加費のかかる形でもよいので定期的に参加したい 等
引き続き、おんがくかいの開催を予定しています。
障害や特性のある子どもとその保護者が楽しめる場を提供しつつ、アンケート等で当事者ニーズを捉えながら、一方的な関係性だけではなく、一緒に場を作り上げられるような機会を模索していきたいと考えています。
引き続き、おんがくかいの開催を予定しています。
障害や特性のある子どもとその保護者が楽しめる場を提供しつつ、アンケート等で当事者ニーズを捉えながら、一方的な関係性だけではなく、一緒に場を作り上げられるような機会を模索していきたいと考えています。