金融ジェロントロジーとは「金融」と老年学を意味する「ジェロントロジー」を組み合わせたもので、長寿が金融面に与える影響を経済や医学・テクノロジーなどの多面的な視点から分析する分野である。
(1) 金融ジェロントロジー分野の研究及び情報の収集に関すること。
(2) 地域住民に対してのセミナーおよび相談業務を実施すること。
(3) 会員相互の連絡協調に関すること。
(4) その他本団体の目的達成上、必要な事項。
〇新団体設立のための規約の作成及び会員募集
〇府中市市民活動応援助成金「エール」への申請書提出
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
◎5/1(土) 総会 1報告事項 2決議事項・規約・役員・活動計画・予算案
◎5/23(日)勉強会① 「高齢者の財産管理」 近津さん講師
◎7/9(金) 勉強会② 「金融ジェロントロジーとは何か?」 向藤原さん講師
◎8/20(金)勉強会③ 「高齢社会白書から金融ジェロントロジーのついて考える」
伊逹さん講師
◎10/24(日)勉強会④ 「高齢者世帯の家計調査」 五十嵐さん講師
ファイナンシャルプランナーである当会員が講師となって勉強会を行った。
今年度は「金融ジェロントロジー」の本質を探り会員間での知識の向上と情報共有に努めた。
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
市民向けのセミナー開催への基礎・土台作りとして勉強会を重ねることにより、より確かな情報を発信することができた。
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
令和3年度
「第1回 いきいき暮らしとお金のセミナー」
~心豊かな老後をおくるために~
A 2021年9月23日(木・祝) セミナー&ZOOM同時開催
場所:第3会議室
13:00~14:30
①「エンディングノートと遺言のポイント」
近津 恵三子 (ファイナンシャルプランナー)
14:50~16:20
②人生100年時代を生きるための「健康寿命と資産寿命」の守り方
石黒知彦 (ファイナンシャルプランナー)
対象者 一般市民(高齢者)
参加人数 延べ35名
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
◎「エンディングノート」の存在や必要性を知る市民はまだ少数派なため、府中市でもこのノートを作成しHP上でも取得できる仕組みになっているので広域に情報を市民と共有できればと言う思いで今講座を開催した。まだ参加人数も限られているので今後は広報活動にも力を入れ当団体の認知度を上げて安心して相談ができる会にできればと思う。
◎当日参加者より「非常にわかりやすかった」「今後もセミナーを開催して欲しい」「相談会も行ってほしい」等感想を頂き、今後ももっと多くの市民に「心豊かな老後」が送れるよう活動を広めていきたい。
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
◎1/27(木)①伊逹さん講師:「FP相談に求められる心構えとスキル」
②向藤原さん講師:「ハイブリッドセミナーの運営テク」
2月に使う、ZOOMの設定、ハイブリッドでの共同ホストの役割等について確認した。
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
セミナーおよび相談会に向けての事前研修をプロのFPから習得することにより未経験や初心者によるスキルの向上につながり、相談事業がより確かなものになり市民に安心感を与えることができる。
50代からの暮らしとお金のお悩み解決プロジェクト
◎6/5 10時~11時半
第1回ミニサロン プラッツ第7会議室
大江英樹氏による“人生は60歳からが面白い”
参加者13名
スタッフ10名
◎7/17 10時半~17時40分
セミナー&相談会 第3会議室&第7会議室
“いきいき暮らしとお金のセミナー
~長寿時代の年金と資産管理~”
①老後のささえ、公的年金の基礎知識~老齢年金と遺族年金~ 伊達寿和
②超高齢化時代の「健康寿命」と「資産寿命」~知っておきたい”金融ジェロントロジー(金融老年学)”に迫る~ 長曽我部静枝
③あなたの家族と資産を守るための新しい選択肢「家族信託のきほん」向藤原寛
会場参加者延べ22名ZOOM参加者延べ7人
相談者4名
スタッフ10名
◎7/31 10時~11時半
第2回ミニサロン プラッツ第6会議室A
“突然の介護どうしたらいいの!
”講師:近津恵三子
参加者3名
スタッフ5名
◎9/4 10時~11時半
第3回ミニサロン プラッツ第6会議室A
“我が家の年金プラン”
講師:関野 敏子
参加者2名
スタッフ6名
◎10/ 1 10時~11時半
第4回ミニサロン プラッツ第7会議室A
“なんとなく体調がすっきりしない これって病気?”
講師:米倉 人美
参加者3名
スタッフ5名
◎11/ 6 10時~11時半
第5回ミニサロン プラッツ第6会議室A
“超初心者向け老後資金の増やし方”~みんなで話して不安を軽減しよう~
講師:土屋 繁一
参加者5名
スタッフ6名
◎11/12 10時半~16時
おひとりさまセミナー 第5会議室
①“おひとりさまの老後マネー。不安を払拭しませんか?”
近津恵三子
②“高齢期のお金の引き出し方を考えよう”
関野敏子
③“いつまでも動ける身体づくり”
小野寺由美子(東京女子体育大学准教授)
参加者延べ22名
スタッフ8名
◎12/25 10時~11時半
第6回ミニサロン プラッツ第7会議室A
“確定申告が必要なのって、どんな時?
~50代からセカンドライフにおけるシーン別に~
講師:大石 直也(税理士)
参加者8名
スタッフ6名
【事業の目的】
人口減少・高齢化の局面の中、社会制度や金融をめぐる環境も大きく変化しており、これまでのやり方や考え方では人生100年時代を健康かつ資産寿命も伸ばすことが困難となりつつある。そこで現状を認識し特に高齢者の収入の支えとなる年金の仕組みと大切な資産の運用と管理の仕方を理解してもらうことにより少しでも健康寿命と資産寿命の乖離を減らし安心した老後を送れるよう一歩を踏み出す一助となる事を目指す。
喫緊の課題である高齢化に伴う様々な社会問題に対峙し、今、府中市民が知っておかなければならない諸問題・行動をセミナーやサロンを通して情報発信、相談会にて具体的な行動をサポート
【目指す姿(ビジョ ン)】
人生100年時代、府中市民が安心して人生を全うできる暮らしやすい生活環境
【事業の成果】
「50代からの暮らしとお金のお悩み解決プロジェクト」事業として2回のセミナーと6回にわたるミニサロン及び相談会を実施したことにより当初の目的であった「高齢化に伴う様々な社会問題に対峙し、府中市民が知っておかなければならない諸問題・行動をセミナーやサロンを通して情報発信、相談会にて具体的な行動をサポートする」ことが綿密な計画とスタッフの協力において達成できたと確信している。第1回セミナーでは「長寿時代の年金と資産管理について」をテーマにまた第2回セミナーでは「おひとりさま」をテーマに長い老後生活にわたる資産管理のノウハウやおひとりさまになっても守る社会システムがあること、また健康体操も交えて健康と資産寿命の重要性も参加者とともに情報共有ができた。また毎月開催されたミニサロンでは少人数ながら「60歳からの人生の楽しみ方」・「介護について」・「年金プラン」・「すっきりしない体調管理」・「老後資金の増やし方」・「確定申告が必要な時」といった多様なテーマをアットホームな雰囲気で実施できリピータ―も増え、講義の後の自由な意見交換・質問コーナーでは市民は今どんなことに不安や疑問を抱いているかまたどのようなことを希望しているか生の声を聴くことができ、参加者同士もまた我々主催者にとっても有意義な会となった。さらに第1回のセミナーと並行して開催された相談会には4組のFP相談を行った。事前に相談内容を把握し当日相談者の話に耳を傾け真摯にアドバイスしたことにより相談者からは一歩前に進むことができるようになったと好評を得ている。各回において「参加者の考え方や意識の変化があったか」と言ったアンケートを取っているがその結果をまとめると①新しい知識が増えた②自分の生活を見直すきっかけができた③気持ちが楽になった④講師自らの体験が参考になった⑤意見交換が良かった⑥自分の未来を考えるようになった⑥行政の窓口がわかって安心した⑦自分の考えが整理できた など各人がぼんやりしていた(不安も感じながら)将来・老後生活が実際、セミナーに参加して“講師の実体験や社会や制度の仕組み・こんな生き方や方法もあるよ”といった確かな情報を発信共有することにより参加者に安心感と気づきを与えさらには自身の未来を創造し切り拓いていくエネルギーを抱かせる効果があったのではないかと思う。
〇府中市市民活動応援助成金「エール」のプレゼンテーション実施
◎年2回のセミナーの実施
◎相談会の実施
◎ミニサロンの実施
◎協働祭りの参加
◎他団体との協働
◎会員交流・目的の共有化・情報交換など