NPO法人アーティスト・コレクティヴ・フチュウ(ACF)は、東京都府中市を中心とした、アートに関わる人々やアートファンのネットワークです。
府中市は東京都のほぼ真ん中に位置する、郊外の住宅地です。ACFに関わるメンバーは、くらしと近しいアート、アートと近しいくらしを、それぞれの立場から考えています。わたしたちは、地域とアートの懸け橋となるようなプロジェクトのアイデアを共有し、それらを実現する場を共に創っています。アートを通して互いを知り、地域を知る。これがわたしたちの原動力です。
ACFは「アーティストがすみ良いまち」ひいては「誰もが自由に表現ができるまち」を目指しています。
ひとりひとりが主人公となり、だれもが、そのひとらしい表現ができるまちへ。
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
(助成金を受けた案件、行政や企業との協働案件を含む)
●ラジオ番組「おとのふね 」の制作と放送(月1回4月から9月)
府中や近隣にお住まいのアーティストや、さまざまな活動をしている方へのインタビューで構成している。内容は創作や府中のことアートにまつわるエピソードを中心に、地域の展覧会やメンバーの活動も紹介している。
東京府中FMより放送と WEB配信
●ラッコルタ-創造素材ラボ- 
地元企業に不要な部材を提供していただき、それらを表現のための創造素材として新たに活かす仕組みづくり。アーティスト主導のワークショップを通じて、子供や大人が素材から発想した 表現活動に取り組む。環境を意識したリサイクルにとどまらず、身近にあるモノを違う視点から捉える機会を重視した新たなものの見方を獲得するラーニングプロジェクト。府中市関係ではあすなろ学級(6/2)府中市立小中学校教育研究会(7/31)にワークショップで協力している。(助成金案件)
●暮らしと表現の芸術祭「地アートフチュウ 」 開催11/29から12/9
市内各所で50企画の展示やイベントを実施した芸術祭。府中にゆかりのあるアーティスト及びアート活動に関心のある市民と、一般市民にとって親しみのある地元の店舗、企業、場所とを結びつけることで、地元にアート表現と鑑賞の場を広げ、多くの市民にアートを身近な存在として認識いただいた。(助成金案件)
●市制施行70周年記念 市民文化の日 in けやき並木 開催10/13
市制施行70周年を記念して、けやき並木通りにて「暮らしの中の文化」を新たな視点で楽しむイベントとして「五感で体験!」をテーマに開催した。ステージ、ラジオ、アートワークショップ、伝統文化を五感で捉える多彩な体験をご提供し多くの方に参加いただけた。企画・運営を担当。(行政・企業との協働案件)
●市制施行70周年記念 キテキテ府中×THE ART FUCHU FUCHU ART PARADE   開催11/24
けやき並木を中心に隔月で開催する「キテキテ府中」と芸術祭「地アートフチュウ」がコラボレーションしたアートイベント。アートをより身近に感じられるイベントとしてワークショップやパフォーマンス観覧など、様々な体感ができる内容で多くの方に参加いただいた。企画・運営を担当。(行政・企業との協働案件)
●東京都・府中市芸術文化連携事業「共生社会を聞いて、みる」
共生社会にまつわる活動に取り組むゲストを迎えインタビューする配信番組。初回ゲストは高野市長(10/13収録)他4名にインタビューし番組制作中。3月以降府中市youtubeで順次配信予定。(行政と協働案件)
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりました
人通りの多いけやき並木でのアートイベントや大規模な芸術祭「地アートフチュウ」の開催でアーティストやアート関係者のみでなく多くの市民の方に参加、観覧していただくことができた。地域の中でアーティスト、アートに興味がある人々の交流、活動の機会をつくることで、表現の場を広げることになった。
また府中の企業から不用部材を提供いただきアート素材として活用する「ラッコルタ-創造素材ラボ-」ではアートを通じて企業が地域と交流するきっかけともなった。
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
ラジオ番組:おとのふね (東京都・アーツカウンシル東京)
府中に関係するアーティストやアート好きな方をゲストに迎え対談形式で展開するアート情報番組。(放送:ラジオフチューズ)
場 所:収録は府中市内のギャラリーやカフェなど11ヶ所で実施
日  時:毎月第1火曜日 22:00 放送(23年度12回放送、他再放送24回その他 podcastで視聴可能)
参加者: ゲスト16名  
視聴者数は未公開
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
府中にゆかりのあるアーティストやギャラリー、カフェ、イベントを紹介することで府中のアートシーンを支援することができた。
1.具体的な実施事業・イベントを教えてください
ラッコルター創造素材ラボー (令和3・4年度府中市提案型協働事業を協働事業終了後も継続)
府中市内の企業から創造活動の素材となる廃材を提供していただき、アーティストのよるワークショップの開催や希望者へ素材を提供する仕組み作り。
● アーティスト招聘ワークショップ
場 所:府中市郷土の森博物館(ワークショップ)
    府中市市民ギャラリー(展覧会)
日 時:ワークショップ1月13日(土)13:00〜16:00
      展示会 1月24日(水)〜28日(日)
      その他年間を通じて企業訪問、素材提供等を実施
参加者:約515人
  
● イベントでのワークショップ
場 所:生涯学習センター:生涯学習フェスティバル
    立川市 : 超たまらん博覧会
    けやき並木:キテキテ府中マルシェ
   
日 時:生涯学習センター:10月8日(日) 10:00〜16:00
    立川 : 10月29日(日) 11:00〜16:00
    けやき並木:11月23日(木) 11:00〜16:00
参加者:約190人 
その他年間を通じて企業訪問、素材提供等を実施
2.実施事業は、どのような社会貢献・地域貢献活動になりましたか
部材を提供した市内の企業からは地域の活動に参加するきっかけができて地域貢献への意識が高まったと評価を得た。
参加者からは視点を変えることで廃棄する部材も新たな価値を見いだす学習の機会を作れたことと、市内に様々な企業があり、製造などのプロセスを部材を通して知ることができたと好評だった。
イベント会場でのワークショップは多くの子供たちが集中して自由に創作していた。
ラジオ番組やWEBサイトでの情報発信、アートイベントやワークショップの開催と支援でアーティスト、アートに興味がある人々の交流、活動の場をつくる。
24年度に開催した芸術祭「地アートフチュウ 」は次回26年度に開催予定で、今回参加した府中市内のギャラリー、店舗、企業、アーティスト、府中市施設との結びつきを深めていく。
また府中の企業から不用部材を提供いただきアート素材として活用する「ラッコルタ-創造素材ラボ-」では企業との活動に加え福祉施設や団体とも協力していく。
アートをキーワードに多くの市民と地域の中での表現の場を広げていく。